APAF の振り返り

みなさまお久しぶりです。
今更ですが10月の振り返りをしたいと思います。

10月に何があったかって…APAF!!
APAF Exhibitionの公演を行いました。

APAFは東京芸術祭のプログラムの1つで、若手育成部門であります。
育成が目的のため、公演というよりは成果発表と言ったほうがいいのかな?
過程を重要視するプログラムです。

今年はフィリピンの演出家イッサと日本のダンサー兼振付家の京極くんの2人がタッグを組んで作品を作り上げました。

パフォーマーは
フィリピン、インドネシア、タイ、台湾、日本から参加。

私はアジアの国際交流はもともと好きで、今1番面白いダンスはアジアにあるのではないかと思っていたので、今回参加できるのをとても楽しみにしていました。
あと、演出家の1人が演劇出身だったので、新たな創作現場が経験できることを期待していました。

稽古初日から驚いたのはとにかく毎日話し合い。
稽古の半分は話し合ってミーティングをしていたこと。
タイトルを決めるところから、WSをした後、クリエーションをした後、常にみんなが感じたことや考えていることなどを共有しました。

これは今までダンサーとして作品に関わってきて経験の無いことだったので貴重な体験になりました。
もちろん、ダンス作品でも話し合いやみんなで作り上げることはしますが、自分の事、意見をひとつずつ全て伝え、そして他人の事、意見も聞き入れる時間はなかなかなかったことです。

この作業は嬉しい楽しいだけではなく時には辛いときもありました。
しかしみんながちゃんと心を開いて全てを話している姿を見てとても感心したというか、何というか、私なら目を背けたり隠してしまいそうなこともみんなはちゃんと向き合って伝えてくれていました。

心を開ける環境と言いますかそんな場所がここにはありましたね。

パフォーマーも若い子達が多かったのですが、自分の言葉、考えをちゃんと持っているし、人の意見も聞き入れることのできる人達の集まりでした。
若いのに偉いねぇ…といつも心の中でつぶやいてたな、おばちゃんのように。(^^;)

稽古期間はほぼ1ヶ月、朝から夜まで一日中、お休みは週に1日、それでも時間は足りなかったです。
ものすごい量の時間をみんなと共にしました。

そんなこともありAPAF Exhibitionチームのチームワークったら!
とても素晴らしかったです‼︎

演出家2人も
演劇とダンス、国も違い、2人で演出をするという大変な作業でしたがそのおかげで1時間40分にもなる大作が出来あがりました‼︎笑

みんなの人生が詰まったとても良い作品だったんじゃないかと思ってます。
せっかくなので私は再演がしたいと切に願っておりますよ。。

この機会を与えてくれたことに感謝いたします。

最後に公演の写真をあげておきます!
それでは!

emioyama

Emi Oyama

小山衣美 ダンサー/振付家 東京を拠点に活動しています。

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